セミの誕生
駅を降りて私の家までの道は、銀杏並木になっています。夜息子が帰宅する時、セミの幼虫が地中から出てきたものの、誕生のための登る木を見つけられず、人間が通る石畳の上を歩いているのを見つけて、家に持って帰りました。
そのままにしておくと、誕生間近で人間に踏みつけられしまう不幸なセミも多くいるのだそうです。
家の鉢植えに登らせ、誕生させたのが下の写真です。
朝起きると、セミは葉っぱに止まってじっとしていました。窓から逃がしてやりました。セミは「チッ」(有り難う）と言って飛んでいったそうです。
息子はこの誕生にすごく感動して写真に撮りました。フラッシュなしでそっと撮りましたので実際はもっと誕生の場は暗いのですが、ここがデジカメの良いところで明るい写真に仕上がりました。
私はこの場面に遭遇しても昔ほどは感動がない自分を発見して、年のせいなのか、精神が不健全なのかとフッと自分を振り返りました。
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| 木に登らせる リビングの鉢植えの木につかまらせると、孵化場所を求めて登り始めました。 |
孵化の開始 仰向けの姿勢が保てる場所に登ると、身体をしっかり固定し、孵化を始めました。 |
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| 誕生直後 孵化が終わると静かにとまったままで、成虫のセミになるのを待ちます。 |
抜け殻と孵化最終段階のセミ |
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